ゴキブログ一覧
2023 .11.30
恒例の卵鞘拾い
Regular oothecae pickup
恒例の卵鞘拾い.
Polyphaga aegypticaです.
このダニ忌避マットでも普通に成虫することが分かったので,それに入れっぱなしです.
雄と雌.
雌の艶がタランドゥスのようです(笑).
拾った卵鞘は湿らせたヤシガラに入れて,蓋してよく振って少し暖かい場所に保管します.
残った成虫は小プラケで余生を過ごしてもらいます.
2023 .11.29
Eucorydia forceps♀
Eucorydia forceps♀
♀が成虫になりました.
♂成虫もそうですが,成虫になると土に潜らず容器天天井に張り付きます.
新天地を求め移動を始めるのでしょうか.
気が付かずに蓋を開けると逃亡します.
しかし,数が少ないとこの単発羽化は交尾が出来ずいずれいなくなります.
他のルリゴキブリ類とは雰囲気が違い,残したい種なんですが.
2023 .11.28
マルバネゴキブリ発見
Found the Hebardina yayeyamana
今年8月に石垣のゴキブリ詰め合わせを頂き,ウルシゴキブリとおぼしきグループを飼育している容器内.
目を疑うとはこのことです.
ただ,マルバネゴキブリはなかなか入手できないのでうれしいのです.が,この写真から分かるように.
また,紛れ込んでいたことから♂は不在.
それでも産卵しているが,どう見ても不健全卵.
まだ綺麗な個体です.
標本にするため,取り出しました.
卵鞘はこんなです.
2023 .11.27
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
今年2度目の脱皮.
痩せもせず,太り?(これはよくわからない)もせず,相変わらずの状態.
体重は前回ヘビだけを測ったが,秤の電源がすぐ消えるので私とともに計測して本人体重をひきました.
結果は2.5㎏.
前回は8月の脱皮後に計測して2.6㎏.
こんなものでしょう.
ちなみに8月の脱皮以降食べたネズミは11匹でした.
最近は,大型のマウスは食べなくなり,若い小型サイズばかりです.
2023 .11.24
モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica
オガサワラトカゲの餌がコオロギばかりで最近は見向きもしなくなったので変化のある餌を探しました.
自然はいっぱいある新事務所.
例の手製シフターで何がとれるか篩ってみました.
何とモリチャバネゴキブリ幼虫.
しかも沢山採れました.
それ以外はカメムシが多いです.
モリチャバネは逃げても面倒なので,それ以外をオガトカに与えましたが,カメムシは食いつきは良かったのですがやはりすぐに吐き出しました.
そして飛んで逃げて捕虫器へ.
ゲジは多めに入れすぎたコオロギのコントロール&餌?
時期がもう少し早かったら芋虫やら何やらが採れたと思いますが残念.
来シーズンまでは,トルキスタンなど登攀できないゴキブリで代用することになりそうです.
2023 .11.22
ヒメヤママユ
Saturnia janasii
夜,新事務所の周りを歩いていたら都会では見ない大きさのガがいました.
やはり大型の昆虫は何の種であれ嬉しいですね.
外の気温は測りませんでしたが,普通の昆虫が活動する気温ではないです.
早速拾って種の確認.
クスサンの小型?と思いましたがこんなに小さいはずはなく,やはり図鑑で調べました.
ネットが普及した現代でも,キーワードが出ないときは図鑑が一番はやい(大型種に限る).
ヒメヤママユ♂のようです.
死んでいるかと思いましたが,室温において置いたら少し動き出しました.
動かないので写真は撮りやすいですが,すぐに横になってしまいます.
翅も触角もボロボロなので盛大に子孫を残して燃え尽きた個体でしょう.
来年は幼虫を探して見たいと思います.
2023 .11.21
Therea petiveriana
Therea petiveriana
数が少なくなり,小プラケで飼育していたのですが,採卵のため久しぶり観察しました.
♂.
♀.
単体で見ると分からないのですが,デカい.
これは,過去に羽化した♂死骸(親)と♀生体の比較.
雌雄こそ違えど明らかにでかい.
♂も入れた図.
今まで気が付かなかったのですが,個体密度(環境)によってこんなに大きさが変化するのでしょうか.
別種のようです.
とりあえず採卵して再び新しい小プラケに戻しました.
これだけ大きいと嬉しいです.
2023 .11.20
ヒメクロゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Sorineuchora nigra
ケーズに糞の付着が目立つようになりました.
雑餌置き場も汚いです.
中の木片にもいつの卵鞘かわからない物がびっしり付着.
ある程度の物は捨てて新ケースに戻して終わり.
2023 .11.17
キチャバネゴキブリを放したシロアリケージの今
November in termite cage releasing Symploce japonica
オオタニワタリがアクセントになっています.
キチャバネゴキブリを探して鉢をどけると下に幼虫がいました.
が,その鉢を入れているタッパーを見るとシロアリが侵入してました.
一時期,シロアリの勢力が落ちたので安心していましたが,よく考えれば予測できそうなことですね.
その証拠に入れていた木片はことごとく空洞になってます.
見事.
これはこれでゴキブリ飼育の材料として重宝します.
水の中もよく見ると,腹部が浮いている.
シロアリではありえないのでキチャバネゴキブリの物です.
幼虫です.
水飲みに来ておぼれたのでしょう.
この中での繁殖は厳しいかな?
2023 .11.16
Eucorydia forceps ♂
Eucorydia forceps ♂
やっと1匹成虫になりました.
ホント増えないです.
まだ幼虫が数匹いると思うので,うまく交尾時期が合うように願いたいです.
2023 .11.15
オガサワラトカゲ
Cryptoblepharus nigropunctatus
訳あって飼育しています.
引っ越したついでに荷物の中から出てきた紫外線ランプをタイマー接続してセットしました.
爬虫類はこのオレンジっぽい光が当たるといい感じに見えます.
気持ちよさそうです.
産卵すると良いのですが,雌雄も分かりません.
2023 .11.14
リュウキュウクチキゴキブリ全滅
The end of Salganea taiwanensis ryukyuanus
前回,ヤバそうなときから1か月近く経過してしまった.
早く変えようと思いつつ,今日になる.
やはり手遅れ.
♂.
これには,放置した際に発生するダニが付着しています.
♂.
左♂,右♀.
中を掘ったが生きた個体は発見されず.
2013年から維持してきましたがついに途絶えてしまいました.
残念ですが私の所為ですので仕方ありません.
中の朽木はほとんど皮だけとなっており,今後加熱乾燥した後他の飼育に使用します.
2023 .11.13
Blaberus craniiferも産仔
Blaberus craniifer also produce nymphs
老齢幼虫が何割か死亡するようになってしまったデスヘッド.
しかし,成虫になると死亡率は減り,ちゃんと子供を産んでくれる.
今一つ,この系統の状況が把握できないが,とりあえずOKか.
2023 .11.10
第39回日本ペストロジー学会神奈川大会
The 38th Japanese Society of Pestology Kanagawa meeting
昨日,今日と神奈川県立県民ホールにて開催されました.
昨日は,クマネズミが野外の種子を食べるか?
今日は,ヤネホソバの生態について発表しました.
今大会では,コロナでお会いできなかった方.
それとは別で久しぶりにお会いできた方など,大変有意義な大会となりました.
開催にあたってご準備いただいた運営スタッフの皆様,展示などをいただいた協力団体・企業の方々他皆様ありがとうございました.
来年は12月3日,4日と群馬で開催です.
その間にも,日本衛生動物学会,都市有害生物管理学会などがあります.
ご興味がある方はそちらもご参加ください.
2023 .11.9
スズキゴキブリも順調
Periplaneta suzukii doing well
スズキゴキブリのケース.
ヤエヤママダラゴキブリと同期だが静か.
幼虫が出現するまでに,卵性は「産卵」と「孵化」という2つのイベントを経るので,産卵までの期間と孵化までの期間を含めると50日以上静かな状態が続く.
一方,卵胎生はワイルド雌だと産卵は終わって保育していればすぐに産むので幼虫出現までの時間は短いことが多い.
スズキゴキブリは,何度も失敗しているが,アカズミの教訓をもとに今回はF2出したいです.
引っ越し終わるまでの間,忙しく確認してなかったのですが,幼虫生まれていました.
10匹以上はいそう.
♀も存命なので,もう少し増えてくれるでしょう.
頑張れ卵鞘と♀.
2023 .11.8
Eucorydia aenea dasytoides
Eucorydia aenea dasytoides
飼育ケージです.
地味な雰囲気ですが,たくさん入っています.
夜になると沢山出てきます.
その為,炭カルが意外と短期間で落ちてしまいます.
いじったので早速騒ぎ始めました.
♂です.
♀より活動は激しいですね.
マットは変えずに中身だけ新ケースに移した直後.
大騒ぎしてます.
これが夜の状況です.
2023 .11.7
ヤエヤママダラゴキブリ
Rhabdoblatta yayeyamana
どう見ても中プラケでは密度高すぎるため,特大フラットのケース変更しました.
まだ♀も元気です.
今後も産む可能性あります.
初齢らしき大きさから4齢程度になった個体までおり全て移しました.
役目を全うした♀も出てきました.
お疲れさまでした.
新事務所の周りは草木が豊富なので柑橘系と合わせてクズや被子植物,雑草を入れました.
どれを食べるか次回報告します.
2023 .11.6
Lemmaphyllum withered
引っ越し地で,以前同様窓辺に置いといたら枯れた.
唯一,直射が弱かった場所だけ生き残っていた.
この状態で日影において様子見ようと思ったが,枯れた部分はカビが生え,カビ飼育になりそうなので植え替えました.
ネットで見ると,結構安く販売されており,私的には珍しい植物と考えていましたが,意外と人気のようで過去にコケ類やりましたがそれより丈夫だと思います.
昆虫と違って動きが遅いですが,こうゆう植物も面白いですよ.
2023 .11.2
アカズミゴキブリF3
Periplaneta kijimuna F3
先日の容器のF3を新しいケージに移しました.
この容器はダニが出ているので,1匹づつダニが入らないように注意して新しい容器に移しました.
こちらがそれ.
幼虫は全部で15匹.
卵鞘2個分でしょう.
こんなに卵鞘が産み付けられていますが,孵化したのは2個.
まだまだ厳しい孵化率です.
しかし,他の容器でも少しづつ孵化が確認され始めました.
これらが成虫になるのは来年の夏ころになるはずです.
それまでにどれだけF3がとれるか楽しみです.
2023 .11.1
信州の秋
Autumn in Shinshu
私用で実家に戻りました.
この時期に帰るのは社会人になって初めてかもしれません.
ちょうど紅葉の時期だったようで花よりGな私ですが,道端に車を止め写真撮りたくなりました.
伊那の山々.
時間はまだ2時を回ったところですが山は夕方のようです.
木曽には珍しく山の中の池.
昔は河童が出そうな不気味なイメージでしたが,大人になっていってみると動植物など興味深い生き物がいそうで夏に期待場所です.
モリチャを探しましたがさすがに見つかりませんでした.
しかし,蚊柱が太陽の光で光っており,うまく写真に撮れていました.
ヤネホソバの餌によさそうな地衣類.
これだけあれば沢山飼育できそうです.